ニュージーランドの人も好きかもしれない!?
無料占い3選

「占い」がごく身近なエンターテイメントとして、人々の暮らしとともに存在している日本。雑誌を開けば今流行りの占い記事があるのを期待しますし、親しくなった人の血液型を聞き出して、こっそり相性を占ってみる……なんてことも日常茶飯事です。
一方で、私が暮らしているニュージーランドでは、日本ほど占いが人々の生活の中に浸透はしておらず、自分の血液型を即答できる人はほとんどいません。ニュージーランドでの“占い”はちょっとマニアックな人のみが踏み込むスピリチュアルな聖域といったイメージ。私がニュージーランド人の友人に血液型を聞いてみると、「知らないよ!母に聞けばわかるかもしれないけど、そんなことわざわざ聞いたら病気になったのかと心配されそうだから、やめとくわ」という答えが返ってきました。
一番ニュージーランドで親しまれている占いは、典型的なホロスコープ(星座占い)で新聞や雑誌などに掲載されています。若い子たちの間では、よく話題になったりもするようです。他によく聞く占いとしてはタロット占い、エンジェルカードによるリーディング、霊視などでしょうか。アーティストが集まるような自然に囲まれた小さな町には、占い師がいたりスピリチュアルなお店があったりします。
さて!今回、私は日本のバラエティーに富んだ占いを、ニュージーランドの友人たちに紹介し、占いに挑戦してもらうことにしました。
適職占い
なかなか自分のやりたいことが見つからない!という30代半ばのニュージーランド人女性Sを占ってみました。生年月日で占うと言うと、「なんだか面白そうね!」とSは日本の占いに興味深々。
まず、『働くときのスタンス』ですが、「組織の中で働くよりもフリーランスで働いたほうがよい」という占い結果を伝えると、Sは大きく頷き一言。「当たってるわ!」
私もSの性格をよく知っていますが、個性的で自己主張が強いSなので組織の中では上司ともめたりすることがよくあるのです。「私は、自分一人で集中して仕事をするのが好きなのよ、できることならフリーランスで仕事がしたいわ」と、Sは言いました。一発目から、Sの性格を見抜いたような占い結果に、Sの目がだんだんキラキラと輝いてきました。
そして、「あなたの強みは、計画的で、知的、なおかつ独創性に溢れて話し上手、面倒見も良いところ」と伝えると、Sは満足そうに言いました。「知的かどうかはわからないけど、私は確かに何でも用意周到に計画するし、人と違ったことをやるのが好きなの。人と話すことは好きだし、下に弟がいたから面倒見もいいほうだと思うわ」
「キーワードは出世が望めそうな職場や世の中の役に立てる仕事」これに関しては、「私は出世するタイプとは思えないけど、世の中の役に立ちたいとはつねに思ってるわ」
「向いてそうな仕事は、学者、研究者、デザイナー、事務職、ジャーナリスト、芸術家」「事務職は経験したことあるけど、ちょっと退屈。芸術家やジャーナリストに憧れるわ。今からでもなれるかしら?」と、Sは占いの答えによる新たな可能性にワクワクした様子でした。